心~保健室の先生と私~【野いちご文庫版】

「愛花、風呂入ってきな」


お湯がいっぱいになったので、愛花を呼びに行った。


「少しは頭痛いのも、気持ち悪いのも治るかも知れないから」


「うん」


「お母さんが持ってきた着替えがあるから。多分パジャマも入ってるはずだよ」


「ありがと」


「廊下出て左な」


「うん」


カバンから着替えを出して、フラフラした足取りで風呂場に向かう愛花。


そして、テーブルの上には、残ったうどん。


俺は、その両方を見て、ますます心配になった。


「はぁ」


自然にため息が出る。


愛花を元気にするためには、俺は何をしたらいいんだ? 


やがて、愛花が戻ってきた。