心~保健室の先生と私~【野いちご文庫版】

「気持ち悪い」


そのまま床に、寝転んでしまった。


「吐きそう?」


「ううん。大丈夫」


泣きすぎて体が疲れているというのもあるけれど、きっと多分それ以上に、精神的に参っている。


頭痛も、気分が悪いのもそのせいだ。


「ごめんね、先生。いっぱい迷惑かけて」


「迷惑じゃない。俺が好きでやってるんだから、愛花は気にしなくていい」


「ん」


そう答えると、愛花は目をつぶった。


俺は愛花を抱き上げて、ソファに戻した。


相変わらず、顔色が悪い。


「ちょっと待ってろ」と言って、風呂場に向かう。


風呂にお湯をためる。


温かいお湯につかれば、少しは気持ちが楽になるかも知れない。