心~保健室の先生と私~【野いちご文庫版】

冷蔵庫の中から、うどんを取り出す。


愛花はほとんど丸1日、何も食べていない。


消化がいいものがいいだろう。


俺は、夕ご飯をうどんに決めた。


つゆを作って、溶き卵を落とす。


うどんを軽くゆでて、ネギをきざむ。


ちらっと愛花の方を見ると、ソファから動いた様子はない。


丼にうどんを盛って、お盆に載せて愛花のところまで運んだ。


愛花は疲れたように、ソファでぐったりしていた。


「愛花、起きれる?」


ココアに手をつけた様子はない。


俺の声に、「大丈夫」と愛花がゆっくり起き上がった。


「そこじゃ食べにくいから、ここに座って」


カーペットを敷いてある床に、愛花を座らせた。


「食べて」