心~保健室の先生と私~【野いちご文庫版】

「何か食べよう。作るよ」


「ううん、いらない」


「今日ずっと食べてないだろ。食べたら元気になるから」


「食べたくない」


「ここで横になってて」


俺は愛花の「食べたくない」と言った言葉を無視して、ソファに連れて行って寝かせた。


上から毛布をかける。


「すぐだから」


愛花の髪をなでて、台所に向かった。


台所で、ココアを入れる。


温かい牛乳に、ココアを溶かして。それをカップに注いで、愛花のところに持っていった。


「これ飲んで」


ソファの近くにある、テーブルにカップを置く。


「テレビ、つけていいからな」


それだけ言ってから、また台所に戻った。