心~保健室の先生と私~【野いちご文庫版】

「私も、裕介くんって呼ばせてもらおうかしら」


「ぜひ」


愛花の母親は、にっこり笑って車に乗り込んだ。


愛花は、父親似だな。


でも、性格は母親似かな。そう思った。


その日、愛花がベッドから出てきたのは、夕方の6時頃だった。


泣きすぎて目が腫れている。


「愛花、頭痛いの治った?」


ソファに愛花が座れるように席を開けた。


「あんまり」


愛花はそこに座って答える。


「寄りかかって」


愛花の頭を、俺の肩にのせた。


「体、だるい?」


「ん」