心~保健室の先生と私~【野いちご文庫版】

頬を触ると、涙のあとが残っていた。


俺はリビングのソファで眠ることにした。


押入れから毛布を引っ張り出し、それをかけて寝る。


朝、窓から入ってくる太陽の光で目が覚めた。10時だった。


愛花の様子を見に行くと、まだ眠っていた。


その姿に安心して、台所に向かう。


俺は、冷蔵庫から冷たい水を取り出して、グラスに注いで飲んだ。


冷たい水は、起きたばかりの喉をうるおしてくれた。


それから愛花が目を覚ましたのは、2時間後。


「起きた?」


「うん」


ベッドに近づくと、愛花の目が開いていた。


顔色が、あまりよくなかった。


「もうお昼だ。お腹すいただろ?」


「食べたくない」