心~保健室の先生と私~【野いちご文庫版】

「愛花?」


そっと声をかけると、目が開く。


「眠ってるのかと思った」


「ううん」


愛花を起こして、カップを渡した。


「熱いから気をつけて」


「うん」


ひと口飲むと、牛乳の温かさと甘さが口に広がった。


「甘い」


「蜂蜜入れたんだ。全部飲んで」


「ん」


ゆっくりと、飲み進める愛花。


「ごちそうさま」


「ん……」


俺は愛花からカップを受け取ると、愛花の体を横にした。