心~保健室の先生と私~【野いちご文庫版】

「はい」


泣き疲れてぐったりしている愛花を抱き上げて、自分の部屋に向かった。


そのまま、ベッドに下ろす。


「んっ……」


完全には眠りきれてなかった愛花が、ベッドに下ろされた振動で目を覚ました。


「愛花、何か飲む?」


「うん」


「ちょっと待ってて」


俺は愛花に布団をかけると、台所に向かった。


鍋を出して、牛乳を温める。


少しだけ、蜂蜜を入れる。


甘いホットミルク。


これを飲めば、ぐっすり眠れるだろう。


温まった牛乳をカップに注いで、愛花のもとに戻った。


愛花は目をつぶっていた。