心~保健室の先生と私~【野いちご文庫版】

私はその場に泣き崩れた。


なんでよ。どうして死んじゃったの? 


だって、さっき電話したじゃん。


「大丈夫ですか?」


看護師さんが、私を外の長椅子に座らせてくれた。


頭がついていかない。意味がわからない。


そこに寝ているのは、ほんとにお父さんなの? 


誰か別の人なんじゃないの。


そうだよ、別の人。


お父さんじゃない。……冷たい肌、青くなった唇。


「イヤだよ……」


私は無意識のうちに、カバンからケータイを取り出していた。