心~保健室の先生と私~【野いちご文庫版】

体が、ふるえている。


どういうこと? お父さんが、死んだ? 


絶対、何かの間違いだ。


とにかく行かなきゃ。病院に行って、お父さんじゃないことを確かめないと。


混乱する頭をフル回転させる。


急いでタクシーを呼んだ。


家まで来てもらったタクシーで、病院に向かう。


南病院って、前に先生に連れてきてもらったところだ。


夜間の入口から入って、受付で尋ねる。


「こちらです」


案内してもらった病室に、看護師さんと一緒に入って行った。


「確認していただけますか?」


「えっ?」


確認、という言葉の意味がわからなかった。


聞き返そうとした瞬間、そこに、白い布で顔を覆われた人がいることに気付いた。