心~保健室の先生と私~【野いちご文庫版】

お父さんからだった。


「今仕事終わったから、ちょっと遅れそうなんだ。お腹空いたら先に何か頼んで食べてていいから」


「うん。わかった」


「車飛ばしていくからな」


「待ってる」


お父さんとふたりきりになってから、かなり仲よくなった気がする。


まっ、もともとお父さんのこと好きだったし。


私は、お父さんなんて大キライって思ったことなんて、今までなかったかも知れない。


そんなことを考えながら歩いていたら、ちょうどファミレスに着く頃、ちらちらと雪が降ってきた。


「今年初だ」


そんなことを思いながら、お父さんを待つ。


時刻は、午後6時。


ケータイをいじりながら、何回か外をのぞいた。


1時間。


2時間。