心~保健室の先生と私~【野いちご文庫版】

「うん」


わかる。


急にこんな場面に遭遇するとは思わないもん、普通。


「じゃ、俺、帰るから」


「うん」


「電話するから」


「ありがと」


先生は私の頬にキスをすると、家に帰って行った。