心~保健室の先生と私~【野いちご文庫版】

「先生……」


何、話してくれるの? 


あの写真のこと? 


だったら、知りたくない。……でも、知らなきゃいけないんだよね。


知ったらきっと、先生のこと忘れられるよね?


先生が私をどう思っているか知ったら。


「行こう」


行って、先生の気持ちを確かめる。


もし、先生のこと忘れなきゃいけないのなら、忘れてしまえばいい。


私はそう決意した。