心~保健室の先生と私~【野いちご文庫版】

お土産コーナーには、お菓子とかぬいぐるみとかキーホルダーとか、いろいろ売っていた。


「どれにしよ」 


「誰に買うの?」


「心葉。今度、会うの」


「そっか。うまくいってるんだ」


「うん。たまにケータイに電話かかってくる」


「そっか」


「前と一緒でね、お姉ちゃんって呼んでくれるの」


「よかったな」


うん、と小さくうなずいた。


私は、ピンク色のイルカのキーホルダーに目を奪われた。


心葉、ピンク、好きだったな。


これにしよう、と、それを手に取る。


ふと隣に目を移すと、ピンクとブルーの、小さなイルカのケータイストラップが目に入った。


『恋人同士で1色ずつ持つと、幸せが訪れます』と書いてある。