心~保健室の先生と私~【野いちご文庫版】

「たく、相変わらずなんだから」


先を歩く愛花に追いついて、手をつないだ。


「先生!?」


びっくりしたように、俺を見る愛花。


「イヤ?」


「イヤ!」


そう言って、手を振りほどこうとする。


「じゃ、離す」


「ウソ。つないでて」


照れたように、愛花は俺ににっこり笑った。


「いつもさ……」


「何?」


「何でもない」


笑っていられるといいな、愛花。


それから、イルカショーやアシカショーを見た。