心~保健室の先生と私~【野いちご文庫版】

「どこでもいい。どっか遠く」


先生は私の頭をポンポンとたたいた。


それからしばらく、先生は車を走らせた。


「今日、思いっきり不評だったぞ」


車を運転しながら、ちらっと私の方を見て話す先生。


「何が?」


「今日は飲みませんって言ったら」


「飲めばよかったじゃん」


「バーカ。んなことできるかよ」


「どうして?」


「飲酒で捕まるなんて、ありえない」


「ふーん」


車が止まった。


「ここどこ?」


「俺の秘密の場所」