心~保健室の先生と私~【野いちご文庫版】

「おめでと」


「ありがと、心葉」


その紙袋を受け取る。


何が入ってるんだろうと思うと、久しぶりに、わくわくした気持ちになった。


「開けていい?」


「うん。あのね、おばあちゃんと選んだの」


中からは、うさぎのぬいぐるみのキーホルダーが出てきた。


「かわいい。つけるね」


私は早速、学校のカバンにつけた。


「ありがと」


「うん!」


「心葉~っ!」


そのとき、下から心葉を呼ぶお母さんの声がした。


「お母さん呼んでるみたいだよ。行っておいで」


「うん」