心~保健室の先生と私~【野いちご文庫版】

だったら、私は。親を縛りつけない。


一緒にいて、なんて言わない。


でも、こんなのないよ。ひどすぎるよ。


もう大人だからってお父さんは言った。


でも、私はそれを素直に受け入れられるほど、大人じゃないよ。


まだまだ子供なの。


あれから1週間。


私は今までにない喪失感を味わっていた。


お母さんは、少しずつ荷物を片付け始めていて、心葉には毎日、「どうして?」って聞かれた。


お母さんが心葉に説明してるところも見た。


でも、心葉は受け入れられなかった。


というより、理解できないみたいだった。


「お姉ちゃん」


「ん?」


「お姉ちゃんは、あたしと一緒?」