私は家に着いて、部屋で立ち尽くすこと約1時間。


『ごめん…あまりにも…可愛くて』



キス、されたんだ。

でも実感なんてない。



私の…私のファーストキス!!!!!



大事なキス…



「…四之宮め」
内心少し怒りつつ、顔は自然とニヤけていた。
嬉しかった。

好きじゃない。



私はそのまま、ベッドに倒れこむように眠った。