舞い誇る華

 








ザアアアアアアア









「えっ… きゃっ!」


「は? うおっ?!」





突如 辺りに響き渡ったのは〝誰かの声″


そして〝誰かの声″に気を取られ 刀が一瞬鈍り、その一瞬を狙っていたかのように






「な、何だこれ!!」



「前がっ 前が見えねえ!!」









  大量の花吹雪が舞い始めた――――。