「世の中には、子供が欲しくても恵まれない人達が沢山いる。 お前の母さんのように、自分が死んででも子供は産みたいという人だっているんだ だからお前には命を大切にしてほしかった」 私の命……………… 自分のお腹に手をあてた。 「お前はこの子の母親なんだ。 なにがあっても、この子を守らなくちゃならない。」 何か温かいものが頬を伝った。 「お前が産むっていってくれて良かったよ」 涙が止まらなかった。