「いぇ、あのアタシ
高校生じゃないです…」






「……




…は?



じゃあ、中学生?」






いやいやいや、
中学生って…



「あの、アタシ
大学生なんですけど…」




「…嘘とかいいから」




「ぅ、嘘じゃないです!!!


ホラッ!!!」


アタシは鞄に入っていた
大学のレポートや参考書を見せた。





「…童顔か」

清水くんは小さく呟いて…




「ごゆっくりどうぞ」


今の事なんかなかったかのように
カウンターの方へ行ってしまった。




何だったんだ。




嵐のようだった…