「モテちゃうね♪」


「モテないから」


真奈美のほうがモテるじゃん………
嫌味ですかぁ??


「ねぇ、美紀」


「ん?」


真奈美は私にべったりくっつき、私の耳元で小さく囁いた。


「坂場先輩ついてきてない?」


えっ??


後ろを向く……
――――先輩?
こっち方面じゃないよね?

「美紀チャン!!」


笑顔で手をふられる
………。