宮永百合は岡田の胸ぐらを掴んだ。


「だったら、約束守ってくださいよ」


宮永百合は笑っているか笑っていないか分からなかった。


「…………今回は甘くみてあげます……次、分かりますよね?」
「……あぁ」



宮永百合はにっこりと笑い、1年の校舎に戻っていった。



ドンッ!!!
資料室の壁に頭をぶつける。



「しっかりしろ………俺……迷うな……真っ直ぐ……見ろ………」