野球部彼氏





宮永百合は岡田に張り付くように歩いた。

岡田には嫌がった様子が無い。



嘘でしょ??
ねぇ………


岡田………
やめて………


守ってくれるんでしょ?
私の事………


もう、守れないじゃない…………


バカ……バカ……



「ッ…………何で………出てくんの………」



頬に伝う雫。



「岡田………好きなの…………好きなの!!!!」


もう、嫌だよ……
こんな自分が。