野球部彼氏





「あーうぜぇ………」
「小林先輩?」
「……とりま、明日は…………協力してよ?千秋。」
「あたりまえよ」



二人は不気味な笑みを浮かべた。



「岡田先輩は絶対に渡さない」
「そんなに執着して何が楽しいんだか……」


千秋は髪の毛の毛先を見ている。


「彼氏を小林先輩にとられたほうが、楽しそうよ?」
「あ?」
「千秋は怒ると怖いよー」