聞かなくちゃ 聞かなくちゃ、 先生が“彼”なのか…… 赤い顔を見られたくなくて、俯きながら意を決した 「あ、あの!」 「こなた!」 カーテンから飛び込んで来たのは、由紀だった 「大丈夫?2時間経っても戻ってこないから、心配したよー って、あれ?先生も来てたの!」 「あぁ、一応、担任だからな?」 「あはは。なに?“一応”って!」 呆然とする私なんか知らんぷりで、由紀は先生と話し始めた