私は一瞬、頭の中が真っ白になり、何も考える事が出来なかった



聞こえてきた声が

あの、甘い甘いバリトンだったから




なん、で、?



見つめる先には、
あの夜に揺れていたはちみつ色ではなく、濃いミルクティーのような髪をした

彼がいた