ペットボトルを見つめたまま、動かない私を、不思議そうに覗き見る由紀


「おーい、こなたー」



パッケージに描かれた可愛らしいみつばちの絵を見ながら、私は、呟いた






「あのね、昨日、不思議なことがあったの」



満月の下のはちみつ色の髪を思い出しながら、
まるで独り言のように
昨日の出来事を由紀に話した