「わーい。ありがと!」


すぐにキャップを開け、口に運ぶ


「!!」


液体が口の中に流れ込んだ途端に、甘酸っぱい香りが広がる




これって……



「はちみつ、レモン…?」





初めて、左手に持ったペットボトルのパッケージを確認する


「そ。なんか、新製品、らしいよー」




優しいの甘さが、レモンと共に鼻をくすぐる

そんなはちみつの香りが、不意に昨日の青年を思い出させた