私がヒールをぬいだ時

バーベキュー当日、私は11時前に昨日の浜辺に行った


すでに何人か人は来ている…てか女の子ばっかり


なんとなく私浮いてるかも…


『姉ちゃん!久しぶり!』それは丸美の友達のミキちゃんだった


『もうこっち住むんやてな、丸ちゃんに聞いたよ。今日は青木さんのご招待か?』とミキちゃんは言った


『そうなんよ、同級生やからな。昨日偶然あって誘われてん』


『まあ楽しんでよ。まいどあり〜』とミキちゃんは店の車で帰って行った

『こんにちは、立花です。何か手伝いましょか?』

一人の女の子が

『ほんならこのビール、クーラーに入れてくれますか』と笑っていった


『OKです』


私はビール、烏龍茶、缶チューハイをクーラーに入れて氷も詰めた


『あとはもう揃ってるんで、ジェット組待つだけですわ』と彼女が言った

他の3人はメールとかしてて話さなかったけど、この子は頻繁に私に話し掛けてきた


『新伍ちゃんの友達ですか?』


『そう、同級生やねん。6月に20年ぶりに会って、時々話しするようになったんよ』


『元カノさん…とか?』


『まさか、学生の時はほとんどしゃべらんかったもん。いまでも無口なほうちゃうのん?』


『そうですね…あ、私坂口ありさです。W銀行勤めてます』


『W銀行?ほんなら松見って人知らん?』


『知ってますよ、私は本社なんで仕事は別々なんやけど』


『私、彼とも同級生なんよ。口座もW銀行なんやで』


『ほんまですか?ありがとうございます』


『今度臨時収入でもあったら本社さんにも定期させてもらうわ』


『わあ、よかった。私指名してくださいよ』


そんな話しをしてるうちにジェット組が戻ってきた

それぞれの彼女らしき子達が彼らにバスタオルを渡した


その中にベリーショートの女の子が可愛いウェットスーツを着て、新伍の横にいた


ありささんは二人にバスタオル渡した


『ひかる、来てくれたんやな。まあゆっくりしていけや』と新伍は言った

ベリーショートの女の子は私をじっとみていた