あたしがそう聞くとちずるは少し耳を赤くしてはにかんだ



「うん、いるよ」




そんなちずるを見て
なんだか温かくなった
ふんわりとした暖かい風が屋上を吹き抜ける






やっぱり恋っていい





「今度紹介してね?」




そう笑いかけると
ちずるは頷いた




「柚子葉ちゃんも、先輩頑張ってね?」




そしてあたしも大きく頷いた