HRも終わり、休み時間
あたしが一人、トイレに向かうと後ろから肩を叩かれる
あたしがパッと後ろを振り返るとロングヘアーの女の子
「あの、えっと・・・」
少しもじもじしながら何かいいたそうな様子
「ん?どうしたの?」
そう首を傾げて聞いてみると女の子は上目遣いで口を開く
「あのね、あたし、同じクラスの堀北ちずる。よかったら友達になって?」
なななななに〜!?
こんなにふわふわしてて可愛い子からナンパされてしまった!
「こちらこそ!あたし風波柚子葉!」
目を輝かせて自己紹介をするあたしを見てちチズルは安心したように笑う
「あたしね、ずっと不安だったの・・・。周りの子みんな小野崎くんの話しばっかでついてけなくて・・・。」
チズルの言葉にあたしはチズルの手をとり共感した

