先輩の大きな手に包まれて先輩の少し後ろを歩く
緊張しすぎて手に汗が…
先輩にばれてないかな
あー、恥ずかしいな
私は我慢しきれずぱっと手を離した
先輩は振り向き心配そうに私を見つめる
「あ、ごめん。手、嫌だった??」
私は首を思い切り横に振り、ばれないように手の汗を拭いた
「ちちち違くて...えっと、あの、、緊張して手に汗が...」
そんな恥ずかしいことを自分で暴露してしまった
先輩は柔らかく笑い、私の髪をゆっくり撫でた
「なんだ、そんなことか!!実は僕も緊張して手汗かいてた。なんか格好わりいな。」
無邪気に笑う先輩の顔はとても可愛くて
また好きな先輩が増えた
すごく嬉しくて
私もつられて笑ってしまった

