*ビターチョコレート*

嘘みたい…



先輩の私腕の中にいる




ドキドキが止まらない






「あーーほんと柚子葉ちゃん可愛すぎ。」





少し離し、私の顔を見つめる






こんな近い距離初めて、、、




こんな近かったら少し動いただけで
キス、、、





と思った時には重なっていた
先輩と私の唇





先輩は私を離すと心配そうに私の顔を覗き込む





「ごめん、我慢できなかった。嫌だった??」






私は呆然としたままゆっくりと首を横に振った






「よかった。このことは二人だけの秘密ね」






そう言って無邪気な笑顔を見せる
私は嬉しくて今にもあふれ出しそうな幸せを飲み込む






そんな時チャイムが鳴る





「もう昼休みか!!続きは次の休みかな?じゃあね」






そう言って私の頭をポンっとなで、屋上を出て行った