ピーンポーンッ

明るいインターホンの音がリビングに鳴り響いた。

「美奈が来たのかも!」

私はそう思って玄関を開ける。

「いらっしゃーい♪」

「相変わらず優貴の家は大きいや。」

「そんなことないよ~。」

「とりあえず、おじゃまします。」

美奈の服装は制服のまま。

私も制服だからなぜかホッとした。

「美奈ちゃんっ!」

リビングに行くと、咲さんが真っ先に美奈に抱きついた。

「咲さんっ!お久しぶりですね♪」

「雑誌、毎回見てるよ!」

「ありがとうございます!」

あ、あの…。

感動の再会?を邪魔して悪いんですけど、

早く勉強会しませんかぁ?