「では、次の話に移りまーす。来週に期末テストがありますね…」

先生が言ってる途中でみんながブーイングする。

『めんどくせー』

『もうそんな時期ー!?』

『順位下がったらどうしよぉ…。』

「ハイハイ。で、期末テスト後の週に体育祭がありますね!」

体育祭という言葉でみんなは一気にテンションが上がっていた。

「星校は、文化祭と体育祭が毎年入れ替わりで開催されて今年は体育祭なのは知ってると思うけど、1年生の種目での選手を決めようと思います!」

「聖、体育祭楽しみだね♪」

「そうだな。」

私が話しかけると大体笑顔で返してくれる聖。

そんな聖にドキドキしちゃう自分がいるんだ。

ほんの少しのことでも、嬉しいと思う自分がいるんだ。

「体育祭の種目決めとかは、体育祭実行議員が司会をしてください。」

先生の言葉で黒板前にくる琴と夏海が出ていた。

「静かにしてください!」

夏海の言葉でしゃべっていた子が黙る。

「まず、体育祭の種目を発表します。」