掴まれた腕は動かず、ぎゅっと目をつぶって耐えようとした。


「……やっぱやめた」

「はぁ!?」

「え?なになに?してほしかったみたいな?」

「それはないですけど」



「はぁ。まぁいいや、教室行くぞ」


なんなのこの人…

ホントに分からない…






「こっち」


あたしの目に光が差し込む。

目がちかちかする…