瑛也君が大きく、深く、深呼吸をした。 「夏鈴ちゃん…僕は、僕はずっと…」 「夏鈴!!!」 「!」 葉月。 「葉月…。」 「俺も、気づいてた。初めて会った時から。」 そう言われてあたしは初めて会った時に名前を言い当てられたのを思い出す。