またあした


首を振っていやと言うあたしを無視して

彼が両手であたしの頬を掴んで上げる。

嫌でも見てしまう、綺麗な瞳。

整った顔立ち。


逸らしたくても

逸らせない。


「明日、朝また会えるだろ?」

「うん、でも」

「明日なんてすぐだから」