王子様orお姫様 ~お姫様の正体は王子様!?~

「俺にお前と姫野を離す理由ができた。だ
から俺は帰らねぇ」

 もしかして・・・。

「そうか・・・やっと自分の気持ちに気づ
くことができたんだな・・・」

「お前なに言って・・・」

 気づくの遅い。

 そして俺は決めた。

「俺は自分の幸せよりみやびの幸せを願
う」

 そう言って俺はみやびから離れた。

「えい・・・ちゃん?」

 みやびは状況を把握できていない。

「みやびじゃーな、幸せになれよ」

 みやびにそう言って俺は星光の方に歩い
た。

 そして小さく言った。

「みやびを幸せにできなかったり泣かせた
りしたらすぐにでも奪いに来るからな」

「幸せにできないわけねぇーだろ」

「そうだな」

 最後に俺はそう言ってその場を去った。

「やっぱりこうなったか・・・」

 やべぇ泣けてきた。

 俺は声を押し殺して近くの公園で一人で
泣いた。

 これで良かったんだ。