王子様orお姫様 ~お姫様の正体は王子様!?~

「あたしは柊美里、そんでこっちがあたし
の幼馴染の星光」

 柊美里は星光を指差して言った。

「光です」

 星光は笑顔で言った。

 その笑顔、なんかムカつく。

「ちなみに知ってると思うけどこっちはあ
たしの幼馴染の・・・」

 みやびが俺を紹介しようとしたら、あい
つが遮った。

「知ってますよ、高坂栄介さんですよね」

「あ、ああ」

 俺、女でここまでムカつくって思った奴
初めてだ。

「それでは私は仕事に戻ります」

 そう言ってあいつは俺達の前から去って
行った。

 完全に見えなくなり、俺は呟いた。

「あいつムカつく」

「たしかにあの人、雰囲気が変だね」

 いや、雰囲気の話じゃないんだけど・・
・。

「ごめんね二人とも、でも光ちゃんいい人
だよ」

「あたしは別にいいんだけど・・・高坂が
敵視されてるような気がしてさぁ」

「たしかに俺、あいつに敵視されてるな」

「女の子だから嫉妬するとかないと思うん
だけどなぁ」

 そう言いながら椿は考えるポーズ。