<女子バスケ部 男子禁制>とかかれた扉を開き、真ん中に置いてあるベンチに腰掛けた。
「はぁ……」
大きくため息をつくと同時に部室の扉が開いた。そして、バスケ部のチームメイトが入ってきた。
「おはよー!!」
大きな声で、今挨拶をしている子………この子が三浦唯ちゃんだ。
ちなみに三浦唯ちゃんと、康助、それから私は同じバスケ部で、麻衣子と平川くんは卓球部だ。
「あ、唯ちゃんおはよ」
無理矢理笑う。
「あれー?歩元気なくない?」
図星。
「失恋したんでしょ?」
また図星。
あなたのせいだよ。
「あ、図星だ!」
唯ちゃん、鋭いよ…


