――――「先輩…また切っちゃいました」 そう言って、つっちーはいつもと同じように腕を見せてくれた。 「また、切ったんだね。 消毒だけしよっか」 私は微笑み、普段必ず持ち歩くようになった救急セットから消毒とコットンをだした。 「ごめんなさい。先輩」 つっちーは申し訳なさそうに呟いた。 「痛くはないの?」 私の質問につっちーは頷いた。 「痛さなんて忘れました。 兎に角、切るとおちつくんです」 そう言うつっちーに私は「うんうん」と相槌をうった。