―― 「んー…」 私は大きく背伸びをした。窓から差し込む太陽の光が目に入った。 さっきの集会は康助のカンペのお陰もあってなんとか成功した。 「はぁ、緊張したぁ..」 私はステージの裏で康助にそう呟く。 「お前、緊張しすぎ」 康助がぶっきらぼうに答えてくれた。 「こう言うの、実は初めてなんだもん」 なんて言い、 「次は絶対大丈夫!!」 と、康助にガッツポーズを見せた。