視点a 康助 今、ようやく歩の挨拶が始まった。何故だか俺まで緊張していた。 「今年の目標は..」 そう言った後、 歩の言葉が止まった。 俺はすぐに歩が 緊張して台詞が とんだことに気付いた。 いや、気付いたのは 俺だけじゃなかった かもしれない。 俺は、急いでスケッチブックに今年の目標を書いた。 歩はそれを見て、 小さく頷いた。