最近は、廊下とかで結と話していると、必ず美和ちゃんがやって来る。






「ゆーいっ!」






「あ、美和。どしたの?」






「お話しだよ!秘密の話しっ♪」






そう言って結の腕を掴むと、迷惑そうな顔であたしを見た。






「あ、あたし先に教室戻ってようか?」






あたしが聞くと、結は、


「莉緒、気使わなくていいよ♪」


と笑ってくれた。






でも、すかさず美和ちゃんが言った。







「あぁー。莉緒ちゃん、居たいならいいよ!まぁ、いてもあたしが用事あるの結だから、つまんないと思うけどね♪」







ムッ‥。







「そっかぁ。ぢゃああたし、教室戻ってるね♪」






あたしは、一人で教室に行くことが増えた。