「どこ行くの?」 「中津と永石のクラス。」 「待って!今思い出したけど、授業中だよ!?ねぇ、冬樹!あとにしよーよ!」 冬樹は、クルリと後ろを向いた。 「莉緒はいつまで冬樹って呼ぶの?雄祐って呼べない?」 「うっ‥。ゆう‥‥すけ?」 「よく出来ました♪」 そう言って笑うと、授業中にも関わらず、ずかずかと突き進み、ついに美和ちゃんと永石くんのクラスの目の前に‥。