◎莉緒Side




「結っ!」




あたしは、結をトイレに引っ張った。





「どぉだった、莉緒!!」






「ゆいぃ‥。冬樹がねぇ、オッケーしてくれたぁ‥。」





なぜだかわからないけど、涙が止まらなかった。





「莉緒、泣かないの!あたしだって、嬉しいよぉ〜!!」






「だけど冬樹って、あたしのこと好きなのかなぁ‥。わかんないよぉ〜(泣)」






「好きぢゃなかったら、オッケーしてないってぇ!」





「でもぉ〜!」





嬉しすぎるあまりに、不安でいっぱいになるあたしを、結はずっと、慰めてくれていた。