「あのね、まずこれ。」 そう言って見せてきたのは、さっきのチューリップの絵。 「花言葉は、愛の告白。」 愛の告白‥? 「で、次ね、桃♪あと、バラ。花言葉は、あなたに夢中・あなたの虜です。と、あなたを愛しています。」 「え?」 阿宮の顔が、赤く染まっていた。 「あのね、好きなの。冬樹が好き。だから、桃とバラ!」 「‥。」 俺は‥。なにも言えなかった。 正直言うと、一番は驚いているから。 だって、阿宮が、俺を‥?